開発者ブログ
更新日:2022年02月03日
CSMタイフーン:赤外線センサーの感度についての補足
みなさまこんにちは。CSM開発担当フナセンです。
CSM変身ベルト・タイフーンでお楽しみ頂いている皆様、このたびはお買い上げありがとうございました!
遊びざまを確認した上で追加補足した方がいいことがわかりましたので、本日のブログではタイフーンの赤外線センターについての追加補足事項をお伝えします。
※別ページで公開している下記の補足ページにも、この内容を追記しました。
【お知らせ】「CSM 変身ベルト・タイフーン KAMEN RIDER 50th Anniversary Memorial set」について
※こちらのページを更新した旨を伝えるメールは、後日、購入者の皆様に送信されます。
上記補足ページでも触れていますが、今回はセンサーの誤作動を防ぐために、センサーの反応距離と受付時間をどちらも短く設定しています。
タイフーンはセンサーが上向きについている&各種ボタンの密集地になっているため、左腕の何気ない動きや、ボタンを押しに行く手の動きで簡単に反応してしまうということで、それを避けるための措置です。
(オルタリングだと受付時間は30秒でしたが、タイフーンは15秒まで短くしています。)
アークル・オルタリングに比べてちょっと反応しにくいので、これが正常なのかという疑問を持たれた方もいると思いますので、 センサーの使用にあたっては下記ポイントを注意して試して頂けたらと思います。
(一部は補足ページにも記載した内容です。)
<赤外線センサーで遊ぶ際のポイント>
① 「電源ON直後」「変身解除直後」「ボタン操作から15秒経過後」は、センサーがOFFになります。
→「台詞ボタン」「BGMボタン」「サイクロン誘導装置スイッチ」「変身・必殺ボタンの長押し(変身音セレクト)」などを操作することで、 センサーが15秒の受付状態になります。
ただ台詞ボタンやBGMボタンだと、発動する音声が長かったり、曲が変わってしまうと思いますので、変身直前に「サイクロン誘導装置スイッチ」をON→すぐにOFFにする、または台詞ボタン長押しの台詞スキップをする(台詞再生遊びをしていないなら)のがおすすめです。
●センサーの反応距離が短いので、手を接地レベルまで近づけてください。
1号の変身ポーズと同様に、ちょうど左拳の裏がサイドボックスの上に乗るようにポーズを決めるとよいです。
●センサーに近づけるのは、「左手の拳の裏」もしくは「白っぽい服」にしてください。
「黒い服や濃い色の服」だと、反応しません。
赤外線センサーの仕組みですが、センサーにある2つの丸部分は赤外線の「発光部」と「受光部」になっていて、「発光部」から出た赤外線が、何かの障害物に当たって跳ね返ってきたものを「受光部」で受け取っています。
受け取ることで距離を測定していて、近い距離に何かが来たことを察知(このベルト商品の場合は「手」)して、反応(音を鳴らす)を起こしています。
反射が必要なので、白っぽいものだと光を反射するのですが、黒っぽいもの・濃い色のものは光を吸収してしまい、あまり反射しません。
そのためタイフーンレベルまで感度を落とした場合、濃い色は完全に反応しなくなりました。
下記のような服でも反応しません。
ので、基本的にはセンサーは服で覆うのではなく、1号の変身ポーズと同様に左拳を当てて反応させるようにしてください。
●太陽光の入らない、屋内で遊んでください。
屋外の太陽光の下や、屋内の太陽光の入り込む位置では、太陽光に含まれる赤外線のせいで正しく反応しません。
外で変身する際はボタンを使用してください。
以上になります。
制約が多いですが、うまくこの仕様に慣れていただき、センサー遊びを楽しんでもらえたらと思います。
※上記踏まえてもうまく作動しなければ、一度お問い合わせください。
また、「掛け合い台詞の再生」も補足です。
2音目:一文字隼人「本郷、変身だ!」
9音目:一文字隼人「急げ、本郷、変身しろ。」
の2音は、掛け合い台詞でなく、隼人からのこの1音のみになります。(プログラムのミスではありません。)
これは1号(台詞無し)モードで起動しているとき、自分自身に対して隼人から上記の台詞をかけてもらいたくても、台詞ボタンでは本郷猛の声のみで鳴らすことができないので、 掛け合いギミックの方に一部こういった台詞を混ぜ込ませてみました。
掛け合い再生の方であれば、元々隼人の声も入っているので、ただの台詞ボタン再生からよりも違和感を無くせると思ったからです。
といっても意図を伝えないと当然間違いだと思われてしまうため、この場で意図をお伝えしました。
最後に、今回のバーサライタの演出についてもちょっとだけ補足します。
1号モードの、最初の赤・水色・緑の回転ですが、劇中だと緑色はもっと薄い緑でした。
ただ、バーサライタのLED色だと、RGBの配色バランスは整った数値で表される「赤・青・緑・黄・水色・紫・白」の7色でないと綺麗に表現できなかったので、はっきりした緑色になりました。
薄い緑色だとRGBのバランスが中途半端になるのですが、そうするとICの制約上、LEDの円が繋がって見えず、しめ縄みたいにボツボツした点の連なりに見えてしまうのでした。
また、1号よりも2号変身音のバーサライタの方が、LEDの放射状のフラッシュ演出(ギザギザ)がより劇中に近しいものになっています。
これもLED表現上の理由があります。2号のフラッシュ演出の背景色は劇中合わせで白色になっているのですが、それがギザギザ模様の輪のフラッシュをしっかり繋がって見せる土台として機能しています。
一方1号の変身演出は3色の扇形の光が時計回りに回転しているのを表示しながらフラッシュ表示をする必要があるので、背景色に白を用いることができません。
背景が黒のままでギザギザフラッシュのアニメを作ったところ、まぁこれが全くギザギザに見えない!変な段々としたドッドが広がって見えてしまいました。
ので、1号のフラッシュ表現は正円の輪が広がっていくように変更し、現在の仕様に落ち着きました。
このあたりを改善できたら、より完璧に近づけると思うのですが、現状はここまでです。
100周年記念モデルならもっと完全なものができるんじゃないかと思います。…いやその頃なら実際に変身できてほしいですね。
そして本日は、「仮面ライダー龍騎」20周年記念日!
おめでとうございます!「仮面ライダー」の可能性を大きく広げたこの革命的作品が無ければ、ライダーの歴史も今とは違っていたんじゃないかと思います。
そしておもちゃの方も確実に革命だったと思います。
今日は作品を見返しつつ、「CSM Vバックル&ドラグバイザー」やDX玩具で遊んでください!
本日は以上です。次回は2/10(木)更新予定です。
それでは!