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更新日:2021年03月04日

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ウルトラマン開発ブログvol.30 「スパークレンス探偵の開発状況調査レポート」


みなさまこんにちは。ウルトラマン玩具企画開発担当のN野です!

久しぶりのブログ更新となりましたが、この間私は「光る!鳴る!セブンガー」と、今後発表となるアイテム(乞うご期待!)の開発を進めておりました。
セブンガー、ご覧のとおりとってもカッコよく・かわいく仕上がってきております!



(ご愛顧にお応えして、当初なかった額のスリットのスミイレ塗装も追加しました。)
購入してくださったみなさまは、お手元に届くのを楽しみにお待ちくださいませ!


ところで。


私がセブンガーの開発に勤しんでいる最中、プレミアムバンダイではウルトラマン関連の気になるアイテムが次々と予約開始されているではありませんか。
中でも個人的に一番気になっているのが「ウルトラレプリカ スパークレンス 25th Anniversary ver.」!!!!



何を隠そうわたくしN野は放送当時6歳のティガ世代超・ど真ん中。
特撮好きかどうかを問わず、この世代の男性はもれなくティガを見て育ち、V6の長野くんを見るたび「ダイゴだ!」と興奮し、カラオケに行けば「TAKE ME HIGHER」を歌うのです。

そんなスパークレンスですが、はたして商品仕様や開発状況はどうなっているのか・・・?
みなさま同様気になりすぎて居ても立ってもいられないので、今日はスパークレンス探偵N野として、担当S氏の開発資料を探ってみたいと思います。

・・・おやおや、さっそく何か見つけましたよ。



これはどうやら、スパークレンスのグリップ部分のデザインデータのようです。

たしかにスパークレンスといえば、大理石のようなパターンが入ったグリップの意匠が非常に印象的。



しかしながら、この点を忠実に再現した玩具やミニチュアはほぼ無い状況なので、ここに力を入れているのは1ファンとしても納得です。

ただ、この複雑な模様を均一的に量産で再現するのはめちゃくちゃ難しいはず・・・。
果たしてどうやって生産するつもりなのでしょう??



データを開いてみると、なるほど。グリップ部分を平面のデザインデータに落とし込み、2分割された成型品に対して『印刷』するという方法で再現しようという訳です。
この方法であれば、個体ごとに模様が変わることも無いですし、色味や発色も安定するのでたしかに妙案です。(コストは半端なく高そうだけど・・・)

データのタイトルが「第6版」となっていたのも、もともと立体のプロップしかないスパークレンスの模様を平面に落とし込む上で、データを作っては試作、直しては試作・・・を繰り返しているからということのようで。
どういう仕上がりになってくるのか、私も期待して待ちたいと思います。



さてさて、見た目についても然ることながら私が一番気になっているのは「遊びの中身」!

受注ページの情報だけだと汲み取りきれないところもあるので色々と知りたいなぁ・・・。
と思っていたら気になる資料を発見。



「音声フロー」というのは我々がなりきり玩具を作るときに、どういう流れで遊べるようにするかを決める「設計図」のようなものなので、これを見れば遊びの内容が分かるハズ!!

さっそく見ていくと、なにやら見慣れないフォーマットの資料が冒頭に1枚・・・。



これは・・・!

担当S氏、ティガ本編全エピソードの変身プロセスを文字に起こしてリスト化しているぞ!!
一部抜粋してみました。



なるほど、このデータベースを基に、劇中の変身パターンを体系化しようということか!

劇中の変身シークエンスは、微妙な違いまで含めると膨大なバリエーションがありますが、この資料によれば大きく分けて以下の3パターンに分類されます。

①腕を掲げてスパークレンスの羽根が開く、最もシンプルな「ノーマル変身」
②ダイゴがカッコよく腕をアーチさせて変身する「ポーズ付き変身」
③人間サイズで変身するときの「等身大変身」

商品では、この3つの型ごとに2つのバリエーションを再現した、合計6パターンの変身プロセスが収録されているようです!

そして、この変身パターンをよりリアルに再現するために導入するのが、予約ページでも記載されていた「モーションセンサーギミック」で・・・。



このような流れで、各アクションと連動して対応音声が発動する仕様になっています!
(※上図は「ポーズ付き変身」1パターン目の動作例です)
振り子センサー(動きを感知できる部材)を使って、劇中ポーズでの変身なりきりを実現しているだなんて・・・

なんやそれ。めちゃくちゃ楽しそうやないか。


開発資料をさらに読み進めていくと・・・

おおおお!!MODE A「光を継ぐもの」では、最終話のグリッターティガ変身シークエンスも再現されているではありませんか。

ちょ、ちょっと待ってください…。本体に入る音声データのタイトルが非常に興味深く…。
「グリッター変身_子供たちから光があふれる音.wav」
「グリッター変身_ダイゴに向かって光が集まる音.wav」
「グリッター変身_グリッターティガ出現音.wav」
「グリッター変身_グリッターボンバー発動音.wav」
「グリッター変身_グリッターバニッシュ発動音.wav」
「グリッター変身_グリッターゼペリオン光線発動音.wav」
「グリッター変身_タイマーフラッシュスペシャル発動音.wav」
「グリッター変身_グリッターティガ消失音.wav」
「グリッター変身_石化スパークレンス消失音.wav」

完璧やないか!!!!
(データタイトルがあまりにそのまんま過ぎるやろというツッコミは置いといて)

1ティガファンとしては、最後の「グリッター変身_石化スパークレンス消失音.wav」というのがハチャメチャ気になります。
場合によっては地球に存在するあらゆる音声データ名の中で一番エモい可能性すらあります。


なんだかすごく良いものになりそうで、だんだん私も安心してきました。
…長くなってきたのでいろいろと端折りますが、その他調査結果は以下のとおり。


①MODE B「影を継ぐもの」は第44話を徹底再現したモード
・マサキがスパークレンスを謎装置にセットして無理やり光を抜き出す音など、イーヴィルティガの特殊な変身シークエンスを劇中と同じ効果音で再現。
・変身後の効果音遊びとして、イーヴィルティガの声や技音、おまけにガーディの悲鳴までも収録

②MODE C「再臨する光」は、本編以降の客演4作品の登場シーンを再現
・再現しているのは「ティガ&ダイナ」「ティガ&ダイナ&ガイア」「超8兄弟」「劇場版エックス」の4作。
・登場(変身)シークエンスも各作品の演出に合わせて個別に設定されており、ボタンを押して音が進んでいくパターンもあれば、モーションセンサーを使うものもある。
・効果音がTV本編と異なる場合は当該作品のものを使用

③劇中BGM・効果音大量収録
・「これはサントラか?」と錯覚するほどの楽曲ボリューム、前人未踏のBGM約20トラック収録。(受注ページから倍増してるし・・・。聞き覚えのある曲はだいたい入ってます。)
・先日インストで収録と発表された「Brave Love,TIGA」はインストに加えて歌入りも入るらしい(マジか)
・「あのファンファーレ」を伴って変身できる、BGM予約機能も搭載。(エモすぎるぞ)
・変身後は各タイプの声や必殺技音が発動。もちろ劇中と同じサウンド。

④細部に思わずニヤリとしてしまう演出アリ
・起動音はまさかのあの音。変身パターン選択音もまさかのあの音。(聴いて驚きましょう)
・LEDの発光色はやたらめったらカラフルに光ったりしない仕様  (基本はTVと同じ電球色。タイプチェンジ中など、視覚的に分かり易くしたいタイミングだけ紫や赤に発光)
・担当がLEDの配置にやたらとこだわった形跡あり。プロップと同じ位置になっているとのこと。

えーっと。この「スパークレンス」、なりきりアイテムでありながらもはや「ティガ辞典」といっても過言ではないギミック量です。

そんなスパークレンスも、気づけば予約受付は3月5日(金)23時まで!
ティガファンの皆様。これを逃す手はありません。お急ぎください!!
わたしも今から注文してきまーす!



ウルトラマン企画開発担当 N野


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