SPECIAL INTERVIEW 03 仮面ライダーブラーボ/凰蓮・ピエール・アルフォンゾ 役 吉田メタル 氏 × 仮面ライダーグリドン/城乃内秀保 役 松田凌 氏

「CSM戦極ドライバー」の商品サンプルを見られたときのご感想からお願いします。

吉田さすが“大人向け”というだけあって、高級感がありますね。僕らが撮影で使っていた小道具よりも“本物”っぽい感じ(笑)。小道具には、ここの刀(カッティングブレード)のような金属パーツはなかったですから。

松田こんなに重厚な雰囲気じゃありませんでしたね。

吉田僕らが使っていた戦極ドライバーは、「DX」とほぼ同じものが使われていたんですけど、そのとき「小道具も玩具もほとんど差がないんだな」って思って、玩具のクオリティの高さに感心していたんです。それからさらにグレードアップされた商品ができるとは……すごいですね。

松田まさに、変身ベルトの“極み”ですね。

放送当時発売された「DX」版の戦極ドライバーをはじめとする『鎧武』関連商品は、今でもお持ちだったりしますか。

吉田僕には娘が3人おりまして、末っ子は放送終了後に生まれたので、当時お姉ちゃん2人のために「DX戦極ドライバー」を買っていました。ちなみに昨夜、次女が着ていたパジャマは、『鎧武』放送当時に長女がお気に入りで着ていた「チーム鎧武パジャマ」の“お下がり”だったんです。「なんでお父さんの今日の仕事知ってるの?」って驚きました。偶然なんですけどね(笑)。思わずほっこりしてしまいました。

松田小さいころに着ていたパジャマの思い出って、大きくなってからもずっと残りますからね。いいお話です(笑)。

吉田パジャマで思い出しましたが、放送中に『鎧武』の「光るパジャマ」という商品が販売されてたんです。あれを買ってきてあげたら姉妹2人がすごく喜んでいたんですけれど、一緒に寝てると「まぶしくて寝られないの」って(笑)。そんな姿を見て、ああ~かわいいなあって思っていました。

松田僕も「DX戦極ドライバー」をはじめ、フィギュアなどが自宅にいくつか置いてあります。いま一番目立つところに飾っているのは、メタルさんの「凰蓮ロックシード(第17話登場/カプセルロックシード 凰蓮&鎧武・闇セット)」ですよ(笑)。グリドンとブラーボのフィギュアに挟んだ形で……あっ、黒影がいなかったのを今思い出した(笑)。相棒の初瀬ちゃん=黒影への思いも強いんですけどね。

今回、音声ギミックでお2人のセリフがたくさん収録されているそうですが、『鎧武』劇中で特に印象に残っているセリフをいくつか挙げていただけますか?

松田思い出のセリフ、めちゃめちゃありますよ。挙げていけば、本当にキリがありません。まず「男子三日会わざれば括目せよってなあ!」(第5話)は、初瀬ちゃんと並んで初めてグリドンに変身するときのセリフです。城乃内って、脚本の虚淵(玄)さんの中では、このあたりまでけっこう“頭脳系”のキャラだったと思うんですよ。劇中でも自分のことを“策士”と言っていましたし。それがだんだん、”策士策に溺れる”じゃないですけど(笑)、城乃内がシリアスなストーリーの“箸休め”的に、コミカルな奴として描かれていくんです。次は「グリドンインパクト!」(第11話)です。この回の脚本を書かれた毛利(亘宏/虚淵氏と共同)さんが考えてくれた技名で、毛利さんのグリドンへの思いがこの言葉に詰まっています。城乃内が敵に向かってカッコいい飛び蹴りを喰らわせたあと、着地してから言う「パティシエ、なめんなよ。こんなときのために鍛え直されてきたんだよ、俺は」(第32話)もいいですね。凰蓮さんの下で修行を積み、成長した城乃内ならではの言葉で、絶対に入れておきたいセリフです。

吉田凰蓮の名ゼリフもたくさんありすぎて、とても選ぶことができないですね。熱心な凰蓮ファンの方が名ゼリフをつぶやいてくれたりするので、ちょっとしたセリフでも鮮明に覚えています。エピソード込みとなると、初期のセリフが印象的です。「さあ始めますわよ。破壊と暴力のパジェントを!」(第6話)は、初めて凰蓮がブラーボに変身するときのセリフで、特に記憶に残っています。ここで変身したときCMが入るんですけど、画面下のテロップが「このあと、ドリアン大暴れ!」って出るのが面白かったですね。いきなり出てきて大暴れって何やねん!って(笑)。これ以外にも、ときどき出てくるフランス語に悩まされたり、プロフェッショナルの矜持を示したり、“ワテクシ”という独特な一人称だったり、凰蓮の放つ言葉はどれもインパクトがあって濃厚で、収録はとても楽しかったです。

「CSM戦極ドライバー」を使って、ブラーボやグリドンの変身ポーズを再現したいファンのみなさんに、カッコよく変身を決めるポイントがあれば教えてください。

吉田僕は第1作『仮面ライダー』(1971年)と同じ年に生まれ、『仮面ライダーV3』(1973年)や『仮面ライダーストロンガー』(1975年)などを熱中して観ていましたから、「変身ポーズ」の大切さはよくわかっていました。ストロンガーの変身ポーズなんて、何度もマネして遊んでいましたからね。だから僕が変身ポーズを取る際は、子どもたちがマネしやすくてカッコよく、何か“憧れ”がないといけないなと思ったんです。変身ポーズを“自分で決めてもいい”と言われたとき、まず他のアーマードライダーの変身ポーズを見て研究しました。そうすると、ベルトの中央に装填したロックシードをブレードで切るとき、ブレードに手をかけて「ザクッ」って感じで切っていたのに気づいたんです。ここで、自分が子どもだったらどんな動きに反応し、カッコいいなと思えるかを考えて、ブレードに手を添えているかいないかわからないくらい自然な動きで、いつの間にかロックシードを切っている……みたいにしようと思ったんです。ですから凰蓮の変身を再現していただくときは、ポーズを取っている間ぜったいに手元を意識せず、腕を交差する動きの流れで華麗にブレードを操ってほしいですね。

松田城乃内の場合、初瀬ちゃんと並んでの変身が最初だったこともあって、初瀬役の(白又)敦と対になるよう、動きを意識しました。初瀬ちゃんはロックシードを片手で持ち、ナナメ上に掲げてから戦極ドライバーに装填しますが、城乃内は左手を添えて両手で持ち、ナナメ下に構えてから装填しています。大抵のライダーはそうなんですが、目の前の敵にすぐ戦いを挑まないといけないので間を取っている余裕がなく、スピーディーに変身するのがポイントかもしれません。

吉田撮影初日から変身シーンだったんですけど、最初はどんな映像になるのか想像できなくて、戸惑いましたね。河原で初瀬と城乃内が待ち構えているところに凰蓮がやってくるんですが、脚立に乗った助監督が「ここ(頭上)からチャックが開いて、でっかいドリアンが降りてきます」なんて言うんで、「どんなんや!?」と思いました(笑)。ドリアンがゆっくり降ってきますから、そのときの“間”を埋めるため、大きく手を広げる動きを考えました。凰蓮の華麗な変身ポーズを再現していただくため、映像を何回も何回も観返してください(笑)。

それでは最後に、「CSM戦極ドライバー」を購入してくださったファンのみなさんにお2人からメッセージをお願いします。

吉田『鎧武』がオンエアされてからこんなにも長い時間が過ぎているのに、今なお「戦極ドライバーがほしい」と思ってくださる方がいらっしゃるというのは、本当に嬉しいことです。数ある仮面ライダーシリーズの中で、『鎧武』という作品に変わらぬ愛情をそそいでくださる、その気持ちは何ものにも代えがたく、ありがたい限りです。

松田僕たちのことをみなさんが忘れないでいてくださったから、こういう大人向け商品が出るのかなと思い、感謝の心でいっぱいです。『鎧武』の出演者は主役の鎧武/紘汰役の(佐野)岳を中心に今もつながりが強くて、何かあったときにはみんなが力を合わせたりできる“絆”がしっかり残っています。今後も、そんな絆の力を大切にしていきたいですし、またみんなの“結束”をお見せできればと思います。ぜひ「CSM戦極ドライバー」で『鎧武』の魅力を再確認してみてください。

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