――デジモンペンデュラムが今年で20周年を迎えます。20周年を迎えることへの想いを聞かせてください。

最初の液晶玩具『デジタルモンスター』はボタンだけの操作で遊ぶものだったのに対し、『デジモンペンデュラム』が振る遊びだったことから、今思えば当時の子供たちが簡単にできるアプローチだったと思うんですよね。

たまごっちの時代から携帯機自体の進化もあったから、デジモンも少しでも進化したことがしたいという想いがあったかな。

――当時の『デジモンペンデュラム』について何か印象的な思い出はありますか？

玩具自体の名付け親は、たしかボルケーノ太田さんだったんだけど、正直ペンデュラムの意味は当初さっぱりわからなかった(笑)

変な名前って思ったけど、逆に子供たちに刺さったのかな…。

太田さんは「ジョイント」と「プログレス」で「ジョグレス」といった名前も考えていて、そういうセンスはあったし、子供たちにとっては新鮮な言葉として刺さったのかなと思う。

――今回復刻する『デジモンペンデュラムver.20th』についてどう思うかお聞かせください。

新規の金型で復刻しているにもかかわらず、当時のままを再現しているところがすごく良いと思う。

あと16×16のドット絵は今見ても可愛いよね(笑)

―――前回の『デジタルモンスターver.20th』では“レジェンドアームズ”の「ズバモン」が新規収録されて話題になりました。今回の『デジモンペンデュラムver.20th』でも同様に“レジェンドアームズ”の「ルドモン」が収録されていますが、ルドモンについてお聞かせください。

もともと“Legend-Arms”という武器になるデジモンの構想はあって、武器と一体化して戦うデジモンとして「スパーダモン」みたいに武器化するデジモンも生まれたんだよね。

「ズバモン」が剣だったから、「ルドモン」は盾ということでシールドから名前を取ってルドモンにしましたね。

ちなみに、幼年期の「カッキンモン」は、盾にぶつかる音がカキンッカキンッって音だからそれをモチーフにしてるけど、裏話としては盾を脱ぐと「柿」みたいだから「カッキンモン」って名前だったり…。幼年期から成長期にかけて盾の強度が少しずつ強くなっていくのも魅力かな。

成長期以降は盾に変形するイメージをもって描いていったけど、究極体は変形しつつも迫力を持たせたかったのでドラゴンの盾みたいになったということです。

――ズバリ！「ズバモン」と「ルドモン」の関係性を可能な範囲でお聞かせください。

やっぱり、「最強の剣」と「最強の盾」にすることでどっちが強いのか？そこから生まれてきたと思う。最終的にはその最強の剣と最強の盾を持ったデジモンが出てくるかもしれない。まあ“Legend-Arms”の頂点にとなるデジモンだね、

――“Legend-Arms”の今後の構想は考えていますか？

まあ槍とか弓とかのデジモンが出てくるのかなーと思う。あとはハリセンのデジモンとかもいいかも。幼年期はスリッパでそこからピコピコハンマーに進化したり。究極体は100トンハンマーとかね(笑)あと女性型のデジモンがいてもいいよね。

――最後にファンの皆様へ一言お願いします。

まず思うのは20年も続いているのは奇跡だと思う。改めてお客さんに感謝しています。

最近だと当時遊んでたいた子供たちがスタッフとして関わってくるという機会なんかもあって、デジモンで育った人たちがデジモンに関わる仕事をしているのは感慨深いな～と思う。

平昌オリンピック　男子フィギュアスケート金メダリストの羽生選手など、デジモンに触れて育ってきた世代が活躍してくれるのも嬉しいし、それを少しでも手伝うことができたことに感動しています。

更に次の子供たちの世代にも届けられればいいなーと思っているので、ファンの皆様にも引き続きデジモンを支えていってほしい。もちろん商品を買ってほしいけど、ゆくゆくはそういったデジモン好きな人たちと一緒にコンテンツを作っていけたらいいなと思う。

『デジモンペンデュラムver.20th』に関するモンモンメモ!!の更新は本日まで!!

来週以降は不定期ですがデジモン商品情報などを更新していきたいと思います!!