更新日:2024.02.01
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ウルトラマン玩具ブログVol.67 「俺が行く/俺も行く!MEMORIALブレーザーブレス予約開始!」
みなさまこんにちは。
ウルトラマン玩具企画開発担当のN野です。
さて、今日は昨日予約受付がスタートになった新商品を取り上げます!
ブレーザーブレス MEMORIAL EDITION
ウルトラマンブレーザー ブレーザーブレス MEMORIAL EDITION | ウルトラマンシリーズ おもちゃ・キャラクター玩具 | バンダイナムコグループ公式通販サイト (p-bandai.jp)
『ウルトラマンブレーザー』の最終回を記念して、ブレーザーブレスのメモリアル版を商品化いたします。
商品ページにも記載しているとおり、「DXブレーザーブレス」をベースにしつつも、造形や電気ギミックの部分で遊びの幅が大きく広がっているアイテムです。
このブログでは、開発初期段階の試作サンプルを使いながら 商品仕様の補足説明をさせていただければと思います。
<ポイント1:外観>
商品ページだけでは分かりづらいポイントが、外観の部分かと思います。
メモリアル版では、ブレーザーブレスの天面についているクリスタルカバーを
新規設計で作り直し、大人向けとしても十分に見映えする外観を追求しています。
以前ブログでもお話したとおり、前提としてDX版も造形自体はプロップに近い作りになっているのですが、
「対象年齢3歳以上」の商品であるがゆえに、安全性と耐久性を保証する観点から外観だけを追求できない部分もありました。
特にクリスタルカバーについては、透明パーツの内部に「リブ」といわれる成形品の柱が透けて見えたり、展開用の蝶番にあたる部分の構造が見えたりといった点は、リメイクする機会があればより良くしたいと思っていた部分です。
今回のメモリアル版では、この点の見映えを改良するためにクリスタルカバーの構造自体を変えています。
具体的には、カバーのパーツを表裏2つに分け、表側に来るパーツは内側にシルバーを薄く塗装する予定です。
これによって、物理的なモノとして必要な構造物が透けて見えるのを防ぐことと、
クリスタルカバーの立体面のキラキラ感を際立たせることの両立を狙っています。
シルバーを塗るのはパーツの内側からですので、表面はかわらず透明感のあるクリアパーツとなります。
そこにパール材料を混ぜ込むことで、ブレーザーブレスの特徴である神秘的な質感は保つ想定です。
また、細かいポイントとして、節々のシャープ感もよりエッジが立つように作っており、
このあたりも含めて全体のシルエット自体もプロップに近づいています。
造形的な改善点としては以上ですが、その他には彩色範囲自体も増塗装していて、
両側のラインが回りこんで彩色されていたり、成形色が塗装に置き換わっていたりする部分が数多くあります!
画像はまだ試作段階ですが、DX版よりも豪華さのある見映えにできるよう、チューニングしていきます!
<ポイント2:大人でも巻きやすいブレス帯>
つづく特筆ポイントは、ブレス帯の改良です。
こちらもDX版では、子ども向けという前提の中で幅広い腕周りのサイズに対応するため、
穴に凸を通すような形のPVC製ブレスが付属していたのですが、
今回は大人向けのアイテムということで、ブレス帯を面ファスナー式にし、とても装着しやすい仕様になりました。
商品として想定している手首のサイズは約15㎝~20㎝となっております。
もちろん個人差はありますが、直接手首に巻くことも、服の上から巻くこともできるイメージです。
<ポイント③:「ブレーザー光線」が放てる!>
さて、ブレスを腕に巻いたところでご紹介したいのが「ブレーザー光線」のギミックです。
最終回をご覧になった方なら、かならず印象に残るあの名シーン。
ブレーザーが最後の最後に放った“腕クロス型の光線”!!ということで、
この商品の目玉要素としても、「ブレーザー光線が再現できること」を一番に持ってきました。
玩具の遊び方としては、通常通り左手にブレスを巻いて「ブレーザーストーン」で変身したあと、
特定の操作をすると、ブレーザー光線のきっかけとなる効果音が鳴り始めます。(最終話における、腕輪と薬指のリングが輝いて膨大なエネルギーがブレーザーの左腕にほとばしっているあたりの音声です)
その後、ブレーザーと同じように右手を左腕にクロスさせると・・・
あら不思議!ちょうどいい感じで親指がボタン位置に!!
そのままボタンを押すことで、「ブレーザー光線」の発動音が鳴る、という仕組みです。
「劇中と同じポーズで光線音が鳴らせる」というのが、なりきり玩具の醍醐味という感じがして、個人的にはとてもしっくり来ているポイントです。
ちなみに、今回のブレーザーブレスで新設されていたこの「音声ボタン」については、
ちょっとした裏話がありまして・・・。
実は、このボタンの造形自体は、「DXブレーザーブレス」にも既に仕込んでいたものなのです。
大前提、DX版を設計していた段階ではMEMORIAL版を商品化することはあまり考えていなかったのですが、
長期的な目線で、「ウルトラレプリカ」含めて変身アイテムのリメイクをする可能性があり得ることを鑑み、開発担当として念のため、本体のどこかに2つ目の音声ボタンを仕込んでおけないか?という検証だけは進めていました。
その後、あるタイミングで“ブレーザーが最終回で光線技を放つらしい”という情報を知り、
「・・・ひょっとして、十字光線だったら光線ポーズでボタン押せちゃうのでは?」ということを閃き、
これまた念のため、ボタンの位置を光線ポーズで押しやすい位置に微調整しておいたところまでは記憶の端で覚えています。
とはいえ、もしブレーザー光線がスペシウム光線と同じポーズだったら腕が逆ですし、ワイドショット型だったらそもそもボタン押せない、という想定はあったので、やはりこの時点でも「メモリアル版をやろう」と決意するまでには至っていません。
「田口監督が撮るなら、ブレーザーブレスが左腕にあることとシンクロさせた描写になるんじゃないか・・・?」という、いちファンとしての淡い期待も抱きつつ・・・
そんな経緯があった時点から、長い月日が経ち・・・、
実際に映像としてブレーザーの最終話を初めて拝見し、そこに映ったブレーザー光線のシーンを見たとき、思わず小躍りしたのは言うまでもありません・・・。
この素敵な偶然、セレンディピティを逃すわけにはいかない!と考え、
MEMORIAL版の開発に着手し、商品化に至ったという流れです。
もちろんこの商品には、ブレーザー光線のギミックだけではなく
キャラクターボイスやBGM、各ストーンとの連動音声などほかにもたくさんの内容が詰まっているのですが、
今回、まずは“モノ”について触れておきたいポイントからご紹介しました。
『ウルトラマンブレーザー』全25話を見届けて、その作品の魅力を愛し、いまロスのさなかにある皆様にとっては、
その手を伸ばしていただいてきっと後悔がないアイテムになると思いますので、
ぜひ、ご購入を検討いただけますと幸いです!!!
ということで、本日の更新はここまで。
次回更新では、「アースガロン COMPLETE EDITION」について、受注ページで明かせなかった「最後のギミック」をご紹介いたします!
アースガロン COMPLETE EDITION | ウルトラマンシリーズ おもちゃ・キャラクター玩具 | バンダイナムコグループ公式通販サイト (p-bandai.jp)
こっちも結構、アガりますよー!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。