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更新日:2024年03月01日

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ウルトラマン玩具ブログvol.68 「まさにアースガロン音声大全!『COMPLETE EDITION』詳報!」


みなさまこんにちは。ウルトラマン玩具 企画開発担当のN野です。

今回は予告どおり、プレミアムバンダイ限定で予約受付中の「アースガロン COMPLETE EDITION」について詳細をお知らせします!



商品の開発はほぼ完了しているため、最終確定の仕様をお伝えできる段階です。
情報開示をお待たせした分、確定仕様に沿って受注ページだけでは伝わり切らない内容をしっかりとご説明したいと思います!



特に今回の記事では、玩具ならではともいえる「音声ギミック」に特化したレビューをします。
どうぞ最後までじっくりご覧いただけるとありがたいです。

【音声ギミックの基本概念―新規設計にてシンプルな遊び方と豊富なギミックを両立!】
まずは、「COMPLETE EDITION」の音声ギミックの遊び方について、基本的な部分を解説します。
この商品、あくまでベースとしては「DXアースガロン」をもとに開発しているのですが、
音声ギミックおよび、それに伴う設計面に流用要素は全くなく、完全に1から作り直しています。

というのも、「DX版」はあくまで子ども向けという前提に則り、ボタンも押しやすい下腹部に1つ設置していただけだったのと、Mod2ユニットの合体機構しか搭載していませんでした。

対して「COMPLETE EDITION」は、数多のセリフ音声やBGMなどの収録音声追加に加えて、基本形態とMod2・3・4の自動切替(=合体しただけでモードが自動的に変わる遊び方)をどうしても実現したかったため、もともとの構成ではスペックが追いつかず、設計・金型自体も新規で組み直す必要がありました。

逆に言うと、新規設計で大人向けに特化した仕様にすることで、
高性能の(とてもお高い)スピーカーを搭載したり、ボタンをより自然な位置に移動させたりといったグレードアップができています。

そんなわけで、音声ボタンは胸の両サイドにある装飾2つに変更しました。
このA・Bボタンの短押し/長押し、または同時押しによって、数多くの音声を整理して鳴らすことができる仕様になっています。



上図をパッと見ると「げっ、なんだか複雑そう・・・」と感じてしまうと思うのですが、
ボタンが2つになったことで、各ボタンの機能・役割を全モードで統一できているため、
実物を手に取って見ると意外とシンプルに遊べることを実感いただけると思います。

【2つの音声ボタンを使った遊び方―10以上の音声モードを搭載!】
続いては、各ボタンで鳴らせる音声の内容や、どれくらいのボリュームがあるのか?について解説していきたいと思います。

記事を読む中で、適宜下図を見返していただくと遊び方がイメージしやすいと思います。



まずはごくシンプルな操作で完結する「Bボタン」(上図③・④が該当)について先に触れると、
短押しでは、全モード・全状態共通で「アースガロンの鳴き声」が鳴ります。
アースガロンの鳴き声は3パターン存在しており、これらが順番に鳴るイメージです。

また、唯一のイレギュラーとして「第6話 暴走状態再現モード」では、ちゃんと“暴走状態時の鳴き声”に変化します。
※ご存じない方も多いかもしれませんが、劇中でも暴走時は金属が軋むようなノイズっぽい鳴き声にちゃんと変わっています・・・!

Bボタンの長押しでは「BGM2曲の再生/停止」ができます。



BGMは曲名で見てもピンと来ないかもしれませんが、かみ砕いていうと第3話での使用が印象的な「発進シークエンスの曲」と、タガヌラー戦で流れていた「ワンダバ」です。
(本編を数話でも見たことがある方なら絶対に聞いたことがある曲です!)

ちなみにこのBGMは、スピーカー的に「2ch」から流れますので、「1ch」側から流れる他の効果音やセリフ音声と並行して鳴らすことができます。
このあたりも、大人向けにリメイクしたからこそのバリューポイントですね。

続いては、メインの遊びともいえる「Aボタン」の操作について説明します。
こここそ「COMPLETE EDITION」版の進化をもっとも明確に感じていただけるポイントになっていると思います。

Aボタン短押しで鳴る音は、ひとことで言うと「DXアースガロン」の作戦サウンド遊びを大幅に膨らませたような内容になっています。
「DXアースガロン」では、ゲントのセリフとアースガロンの攻撃音が16パターンほど鳴る仕様でしたが、今回の「COMPLETE EDITION」では、ゲントだけでなくSKaRDの他メンバーのセリフやアーくんの声も入っているため、比較にならないほどの音声量が入っています。
(内蔵している音声量をデータ数でカウントすると、実に約200音!!)

この膨大な音声を、ひたすら短押しで表現すると指が筋肉痛になってしまうので・・・
シークエンス別である程度のまとまりを作り、モードを切り変えて鳴らせるように仕分けしています。
本商品に収録している音声モードを整理すると以下の通り。



アースガロンがSKaRD基地から出撃する際の発進シークエンスを再現した「出撃シークエンス再現モード」
現着して怪獣と交戦するシークエンスを再現した「作戦指令モード」の2つを全Mod共通の遊び方に据えつつ、
イレギュラーモードとして
「第16話のエミ出撃再現」「第6話の暴走シーン再現」「最終回のシーン再現」など、
特定話数の再現に特化した遊びを追加しているイメージです。

各Mod間の切り替えは、ユニットを合体・分離することで自動的に行われます。
また、Aボタンの長押しでは、各Mod状態に対応した攻撃音を任意で鳴らすことができます。



端的に言うと「セリフを挟まずに、攻撃音だけ鳴らして遊びたい」とき用に設定しているイメージですね。


【各モードの詳細―まさしく「アースガロン音声大全」】
大枠の遊び方の流れがわかったところで、各モードの詳細をご説明します。



こちらも適宜上図を参照しながらお読みください。

①「出撃シークエンス再現モード」 
こちらは先述のとおり、SKaRD基地から発進するときのシークエンスを再現したモードです。
Mod1~4で共通して入っているモードではありつつも、各Mod状態によって劇中で使われている効果音や流れが微妙に違うため、音声内容は各状態で変えています。
その真骨頂というべきが、「Mod.1(便宜上基本形態をこう呼ばせてください)」と、「Mod.4」です。

以下のリストを見ていただくと分かる通り、単純に発進シークエンスの効果音が鳴るだけではなく、
テルアキやゲントのアナウンスによる「Go,No Go判断」の再現および整備士や管制塔の英語アナウンス音声まで含めたフルフルの内容を収録しています。



Mod.1は3話の演出をもとに音声の流れを構築しているため、
BGMの「発進」を流しながらタイミングを合わせて音声を鳴らせば劇中演出を完全に再現することができます。
これは、手元でやると本当に脳汁が止まりません。
さんざんデバッグしている担当者の私でも、やるたびにアドレナリンが出ます。笑

さらに、Mod.4状態では、第24話で描かれた決死の発進シークエンスを忠実に再現しています。
ゲントと各メンバーの応答を、手元で再現していると、今度は涙が出てきます。激熱です。


②「作戦指令モード」
  このモードは、各Mod.状態に合わせて怪獣と戦うシークエンスを再現しています。
すべての遊びの中でも音声量がもっとも多い遊びなので全部は載せきれないですが、一部抜粋すると以下のような感じ。



劇中での演出シーンが限られるMod.3とMod.4はさておき、
全編通して活躍したMod.1とMod.2については上記リストの下にもまだまだ音声が続きまくっており、
一番多いMod.2はなんと「Aボタン短押し75回目」までフローが続きます。

これは、劇中でアースガロンに搭乗する操縦士が複数パターンあることに起因していて、
Mod.1と2に関しては、各組み合わせに対応した音声シークエンスを作って入れています。
すなわち、
①「ゲント×アンリ」
②「ゲント×ヤスノブ」
③「テルアキ×アンリ」
④「テルアキ×ヤスノブ」
すべてのパターンで作戦遊びが楽しめます。
もちろん、劇中のシーンをイメージした掛け合いも要所に取り入れていますので、
「あ、あのシーンのセリフだ!」とか見つけながら遊ぶと楽しいと思います。
個人的には、14話の“アンリがみんなにノーコンだと思われていたことがバレるくだり”が好きです。

③「エミ出撃モード」/④「アーくん暴走モード」 
基本的な出撃&作戦パターンは上記①・②のモードで網羅しているのですが、
懐の深いブレーザーの世界観ゆえに、いくつかのイレギュラー演出もありました。
そのあたりを細かく再現したのが、③「エミ出撃モード」/④「アーくん暴走モード」 です。

それぞれ、
16話でアーくんに搭載されたAI対話システムを使ってエミが単独出撃したシークエンスと、
6話でカナン星人にアースガロンが乗っ取られたシークエンスを忠実に再現しています。



特定の話数に絞ったモードにしている分、細部のセリフまでフォローして収録しました。
特に暴走形態については、付属パーツで赤目に差し替えることもできますので、より本格的な遊び方を楽しめます。



⑤最後の隠し玉「最終回再現モード」
さて、最後のモードがこの「最終回再現モード」です。

※以下、TVシリーズ本編のネタバレを含みますのでご注意ください。


最終回といえば、迫りくるV99の船団を前に、同じ技術をもとにつくられたアーくんを通じて対話を図る
・・・という演出が斬新なインパクトを残しましたよね。

劇中では、Mod.4でヴァラロンと交戦していたアーくんがユニットをパージし、基本形態に戻ってメッセージを送るさまが描かれていましたが・・・。
あれを、ギミックで再現しました!


具体的にいうと・・・
まずは、Mod.4側で「最終回再現モード」を選択。
すると、最終回のクライマックスシーン、テルアキがアースガロンを通じた対話を上層部に提言するところから音声が始まり、Aボタンを押すたびにセリフが進んでいきます。



最後まで音声を鳴らしたあと、
物理的に、手元の「アースガロン」から「Mod.4ユニット」を取り外すと・・・



ここで特殊コマンドが成立し、Mod.1に戻ったあとも最終回再現モードが継続します!
そのまま、アーくんの「私たちは、戦いを望んでいない!」のセリフ以降、
V99との和解から、ヴァラロン撃滅戦のラストまで音声が続きます。



いかがでしょうか!

ドバシ ユウが隠していたV99の秘密よろしく、
これが「アースガロン COMPLETE EDITION」に秘められていた最後の仕様です!

案の定記事が長くなってしまったのでまとめに入りますが、
ご覧いただけるとわかるとおり、このアイテムにはTVシリーズで描かれたアースガロンのほとんどすべてが詰め込まれています。

もちろん、音声ギミック以外にも、物理的なパーツ交換の遊びもまだまだたくさんあるので、
そのあたりは次の更新で触れたいと思います。

「DXアースガロン」とはまったく違う遊びで生まれ変わり、進化した「アースガロン COMPLETE EDITION」

商品は、プレミアムバンダイで3月11日(月)23時まで予約受付予定。


アースガロン COMPLETE EDITION | ウルトラマンシリーズ おもちゃ・キャラクター玩具 | バンダイナムコグループ公式通販サイト (p-bandai.jp)

実際のところ、生産キャパシティ上用意できる上限数までのこり僅かになっておりますので、
購入を迷われていた方は、まさに今がチャンスです!

きっと、楽しんでいただける商品に仕上がっていると思いますので、ぜひお手にとっていただけると幸いです。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

N野
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