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更新日:2024年10月07日

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「CSMファングメモリ&エクストリームメモリver.2」開発担当から詳しくご紹介!

皆さんこんにちは。仮面ライダー玩具開発担当です。

「CSMダブルドライバーver.2」、「ファングメモリ&エクストリームメモリver.2」共に好評予約受付中です!



※「ファングメモリ&エクストリームメモリver.2」は、1次分の準備数がダブルドライバーver.2よりも少ないため、今週内に1次分が終了となる見込みです。その場合、発送月を変更して2次受注を行う予定です。

本日は、先日のブログでは書ききれなかった「ファングメモリ&エクストリームメモリver.2」についてご紹介いたします。

■ファングメモリver.2■
①完全新規造形
ファングメモリもダブルドライバーや他のメモリと同様、流用パーツ無しの完全新規造形となっています。ダブルドライバーver.2との相互認識センサーや、顎の自動展開ギミックを盛り込むためです。
設計をし直すということで、過去CSMやDXから細かいディテールを劇中物を参考にして修正しています。通常デザインのガイアメモリver.2の設計と同様に、メモリ部分には2層構造を採用し、外装のパーツの奥には基板ディテールが施されています。下記画像は初期試作のため外装パーツが不透明になっていますが、商品版では半透明になり基板のディテールが外観に現れるようになる予定です。


さらに、ライブモードからメモリモードへの変形のしやすさを向上させるため、メモリ部分の可動クリック(動かすと、特定の角度で「カチッ」となるもの)の箇所を減らす調整を行いました。過去商品では45度ごとにクリックが入っており、劇中のように変形アクションを行おうとすると、意図していない位置で可動が止まりやすくなっていました。本商品では、各モードで必須な部分以外のクリックを無くすことで、狙った位置まで動きやすくなっています。その結果、劇中でフィリップが行っていた勢いのある変形アクションが再現しやすくなっています。


②初再現!顎の自動展開!
ver.2には念願の「顎の自動展開ギミック」が搭載されています。これによって変身操作の中でシームレスに顎を引き出すことが可能となりました。
顎の自動展開を実現するにあたって様々な方法を検討しましたが、誤作動を無くす観点から「ボタン操作」による展開方法を採用しています。ファングメモリをダブルドライバーにセットして、倒す動作に対応する展開方法も検討しましたが、その機構にした場合に、ライブモードやメモリモードの変形動作の途中で、意図せずに顎が勝手に展開してしまうことが懸念されましたので、誤爆のしづらい位置に展開ボタンを仕込みました。ボタンは形状が目立たないように元からある丸形状を生かしたデザインとなっており、なおかつ劇中の変身アクションの中で押しやすい位置にしています。


③CSMダブルドライバーver.2で、本編16話のジョーカーメモリ転送シークエンスを再現可能!
直接ファングメモリとは関係ないですが、ファングジョーカー関連の仕様ということで、ダブルドライバーver.2同士で通信する「2人で1人モード」の追加仕様をこちらでご紹介いたします。
CSMダブルドライバーver.2の「2人で1人モード」を駆使すると、TV本編におけるファングジョーカーの最初の変身(第16話)で見られた、変則的なメモリ転送シークエンスも再現可能となっております。何が変則的なのか、順を追ってご説明します。

TV本編16話のファングジョーカー変身シーンは下記のような手順で変身が行われていました。
①翔太郎のベルトにジョーカーのメモリが刺さっている状態で拘束されている。
②そこにフィリップが駆けつけ、ファングメモリを呼び寄せた後、「ベルトの出現」を行う
③「ベルトの出現」に呼応するように翔太郎のジョーカーメモリは勝手に転送を開始する
④そのメモリを使って変身

なんと、本商品の「2人で1人モード」では、上記の変則シークエンスも再現可能です!
下記のように遊びます。

①翔太郎役が、ベルトにジョーカーを装填して待機しておく。(特定の操作を行うことでこの時「メモリ転送音」も「変身待機音」も鳴らない。)
②フィリップ役がベルトを腰に巻いた状態で、効果音ボタンを押して「ベルト出現音」を鳴らす。(ここで通信がスタート)
③フィリップ側からの通信を受け、翔太郎側ベルトから「メモリ転送音(送信)」が自動で発動。
④フィリップ側ベルトは翔太郎側ベルトから「メモリ転送信号」を受け取り、自動で「メモリ転送音(受信)」が発動。
⑤そのままフィリップ側にファングメモリを入れて変身
という流れになります。

現在プログラム開発を行っており、ようやく通信可能なドライバー試作が出来ましたが、実際に遊ぶと相当テンションが上がる仕上がりになっています。文で書くと複雑ですが、遊びは直感的にできますので、ぜひダブルドライバーver.2を持つ相棒を見つけて一緒に遊んで頂きたいです。
ファングメモリの仕様紹介は以上です。


続けて「エクストリームメモリver.2」のご紹介です。エクストリームメモリは初のCSM化ですが、「ダブルドライバーver.2」と連動する相互認識ギミックを備えた「ガイアメモリver.2」のシステムを搭載していますので、初商品ながら「ver.2」名義としています。

■エクストリームメモリver.2■
①エクストリームメモリも完全新規造形!
エクストリームメモリも、他のアイテムと同じく完全新規造形となっております。DX版で軟質パーツが使用されていた、「鳥型の頭部」「羽根」「金デザインの下部先端」は全て硬質パーツになり、細やかなディテールは劇中に合わせて全て見直されています。メモリ部分は他メモリと同様、2層構造による内部ディテールの再現が行われています。中央にある回転部の裏面も、DX版だと商品用の刻印がされていましたが、今回はそれを無くし、新たにデザインが追加され、より外観完成度が高くなリました。


鳥の爪部分の凹凸も、DX版では金型の抜き都合による段差となっており、3本の爪の間部分が、左右の端の爪よりも高くなっていましたが、今回はパーツを細かく分けることにより、間部分は爪よりも高さが抑えられています。


②音声ギミックを大幅アップグレード!
■サイクロンジョーカーゴールドエクストリーム機能実装!
劇場版に登場したダブルの究極形態、「サンクロンジョーカーゴールドエクストリーム」の変身音を、本商品で初収録しています。
「フィリップ。風だ…風都の風が…。」といった劇中の台詞が入った「台詞付き変身音」も鳴らすことが可能ですので、あの感動を是非お手元で楽しんで頂きたいです。
そこからの必殺キックも、映画の演出同様、エクストリームメモリを開閉することなく発動できる仕様となっています。(開閉してサイクロンジョーカーゴールドエクストリームの必殺技を発動することも可能です。)

■各種効果音を収録!
CSMダブルドライバーver.2に本商品を装填することで、エクストリーム用の各種効果音が開放され、ドライバーの効果音ボタンで鳴らすことが可能になります。
「敵の全てを閲覧する音」や、「エネルギーを吸おうとしたユートピア・ドーパントを返り討ちにする音」など、エクストリームの印象深い音声を収録予定でして、没入感抜群です。

■隠された仕様について
ここまで読んでくださった皆さんなら、エクストリームメモリにあの要素は搭載されないのか、気になっていることと思います。結論から言いますと、本商品にはあの要素は含まれておりません。

あの要素が入っていない理由として、ハードルとなったLED面の話をいたします。デフォルトが&であるエクストリームメモリの発光カラーをどのように&に変えるか、という部分です。
さまざまな玩具にも使われているマルチカラーLED(いろんな色に発光可能なLED。よく変身ベルトに使われている)を使って、モードごとに発光色を変える、という案が最初に出ていたのですが、この案には問題がありました。マルチカラーLEDにするとどうしても単色LEDに比べて発光が弱くなってしまい、発光させるとボディサイドのLEDが紫も赤も弱くなってしまい、緑発光と並び立つことができなくなってしまうのです。
以上の点を考慮しまして、本来の遊びを損なわないことを第一優先とし、エクストリームメモリのLEDは単色の緑と紫となっています。



ただ、
実はここ取り外せます。


これはDXエクストリームメモリに元からあった機構で、主に強度面の安全性のために分離できる構造となっていたのですが、CSMでもあえてそのまま分離できるようにしました。ここが外れるということは…いろんなことができそうですね?

いずれあのフォームも再現できればと思い、開発進行中です。そのためにも是非、今回のエクストリームメモリを手に入れておいて頂ければ幸いです。

今回のブログは以上です。それではまた!

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