COMPLETE SELECTION MODIFICATION

NEWS

更新日:2018年01月15日

仮面ライダー 開発ブログ

仮面ライダーオーズ

CSMオーズドライバーの究極ポイント 第4回:財団Xと銀フチとスキャン音

皆様こんにちは、フナセンです。

本日も、オーズドライバーの機能についての追加詳細を公開致します!
今回は、現在公開中の映画「平成ジェネレーションズFINAL」に関することからです。

まだご覧になられていない方には、若干のネタバレになるかと思いますが、ご容赦ください。

映画では、財団Xが作ったコアメダルを使用して変身しておりましたね。
このメダルのフチの色は、800年前のコアメダルと異なり「銀色」となっておりました。
財団Xの複製品ということから、本物と異なる色合いになったということですね。
これは、映画製作陣の皆様のこだわりだと、伺っております。


映画ではこのメダルを使って、タトバ・ガタキリバ・タジャドルの3コンボに変身していたことから、今回はこの3コンボ分のメダルを収録した次第なのですが、商品内での位置づけとしては、音声は同じだし、色違いのおまけみたいなものとして考えておりました。

ところがどっこい、映画を見てビックリ!

「スキャン音が違うやん…。」

なんと、セルメダルのスキャン音と同じ音声になっているという…。正直映画館で映画を楽しみながらも、これが気になって気になってしょうがなく、翌日にもう1回映画を見に行きました。そしてこれは再現せねばなるまい!ということで、

本商品の財団X製コアメダル7枚のスキャン音は、セルメダルと同じものになっております!


ただ…、映画を何度もご覧になっている方はお気づきかと思いますが、このスキャン音、実はコンボによって異なっていたのです…。
最初のタトバコンボに変身する際はいつものコアメダルスキャン音と同じ、「キンキンキン」という音だったのですが、その後のタジャドルコンボの変身時やスキャニングチャージ時は、セルメダルスキャン音と同じ「カンカンカン」という音になっております。

おそらく、財団X製のメダルはセルメダル音声に統一しておきながらも、映画内で最初にタトバコンボに変身するシーンでは、変身シーンを最大限かっこよく演出するために、あえて「キンキンキン」という音声にしていたのではないかと思っております。

しかしながら、これを玩具で再現するのは実は厄介なことでして…。
例えば、「タジャドルコンボ」と「アンク版タジャドルコンボ」の2種類を識別する方法は、
一番最初に「普通のタカメダル」を読み込ませるのか、それとも「ヒビ割れたタカメダル」を読み込ませるのかで分岐点をつくり、その後に読む「クジャクメダル」「コンドルメダル」で流れる音声を串田ボイスなのかアンクボイスなのかに分岐させる、ということができます。

しかし財団X製メダルにおいて、「タトバコンボ」と「タジャドルコンボ」のスキャン音を識別したいのに、一番最初にスキャンするメダルは同じ「タカ」なのです。しかもスキャン音とはスキャンした瞬間に鳴るので、タカをスキャンした後にトラを読むのかクジャクを読むのかわからない以上、どちらのスキャン音を鳴らせばよいやら…。


ということを悩みに悩んだのですが、お正月休みの間に解決方法を思いつきまして、仕様を設定しました。
まず大前提として、財団X製メダルの基本的なスキャン音は、「セルメダルと同じスキャン音」です。
通常では、タカもトラもバッタもスキャンすると「カンカンカン」というスキャン音が鳴ります。
ただし、「台詞ボタン」で、ある台詞を再生した後にスキャンすると、タカ・トラ・バッタの3つのみ、スキャン音が普通のコアメダルと同じ「キンキンキン」に変化するという仕様になっております!!

その台詞とは、映画をご覧になられた方なら「あれね。」と思って頂ける台詞です。
「ノーマルモード」でも「バディボイスモード」でも、台詞ボタンを押せばこの台詞を鳴らせられるので、それほど手間ではないかと存じます。



こんな細かいところも、劇中再現に向けてしっかり仕様を組み立てて参りますよ!

本日のブログは以上になります。
それではまた!
友達に共有する
Twitter
Facebook
LINE
© 石森プロ・東映