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更新日:2021年01月28日

仮面ライダー 開発者ブログ

仮面ライダーアギト

本日はアギト20周年!「CSMオルタリング」予約受付スタート!


みなさんこんにちは。CSM開発担当フナセンです。

本日2021年1月28日。
『仮面ライダーアギト』放送開始20周年、おめでとうございます!!
昼はお弁当、今夜は焼肉と冷奴で祝杯を上げましょう!
「仮面ライダー公式ポータルサイト KAMEN RIDER WEB」でもアギト20周年を記念し、 人物相関図の追加がされておりますのでご覧ください。
https://www.kamen-rider-official.com/news_articles/1072
ザ・ダイナーでもアギト20周年メニューになるようで、足を運べる方は行ってみましょう!

この後11時より「CSMオルタリング」の予約受付を開始いたします。
まずはこちらの予約ページをご確認ください。 



アークルをベースに開発スタートした本商品ですが、開発を進める中でオルタリングとしての独自性が強まっていきました。
今日のブログではその中でも肝になっているポイントをくわしくご紹介します。

■プロップを参考にサイズ・造形を一新!
プロップを様々なアングルから撮影した写真を元に、CSMアークルと同様のサイズ感にして完全新規造形しています。
アークルはCS版の設計を改造できたのですが、今回は一からの新規設計です。
賀集さんインタビューページやPVでDXと並べた状態のものが確認できます。CSMアークルをお持ちの方はわかりやすいとおもいます。
クリアパーツ内部の複雑な造形も再現しています。ちなみにサイドバックル内のディテールはDXとプロップで上下反転していたのでそちらもプロップ合わせで再現しています。

とにかくデカイのと、サイドまで造形が一体化しているので、持った時の手応え・満足感はアークルと並んで比類ないものになることでしょう。


■2か所の赤外線センサーで変身ポーズを認識。変身待機音が鳴る!



アギトの変身ポーズは複数のバリエーションがあるため、それをできるだけ再現すべく、アークルから赤外線センサーを1個増やして2個にしました。
その使いざまは賀集さんご出演のPVで確認できると思います。
グランドフォーム用のセンサーと、バーニングフォーム用のセンサーです。
グランドフォームの方は左腰側のセンサー前で腕をクロスさせると、「腕振り音」が鳴ります。
そしてセンサーから腕を離すと、その後の右手の動き用の 「腕振り音」が鳴りますので、音に合わせて自分の腕を動かします。
そうするとそのまま続けて「ベルト出現音~変身待機音」が鳴り始めるのです。

またこの「腕振り音」は、翔一の初期と中期以降の変身ポーズの差異によって鳴る回数が異なるのですが、そこは変身バリエーションのセレクトギミックによってどちらも再現できるようにしています。
バーニングフォームの方は最初に胸の前に向けて腕を伸ばしますので、センサーに触れられない以上そのときの「腕振り音」は鳴りませんが、続けて右腰側のセンサー付近に右手を持っていくシークエンスによって、「腕振り音~ベルト出現音~変身待機音」が続けて鳴るという仕組みです。
※シャイニングフォームへの変身方法については、今後のブログで紹介します。

ちなみにPVで使用している腕振り音や変身音は現時点の仮音声です。
音声プログラムの開発自体はまだ始まったばかりなので、劇中にさらに寄っていくように調整していきます。

またセンサーも2個ですがスピーカーも2個になっています。
DXではスピーカーは1個でしたが、CSMアークルと同じく左右に計2個配置しました。
アークルのように左右から異なる音声は鳴りませんが(元々ステレオ音源では無いので)、単純に2個あるだけで音の迫力は段違いです!
それはアークルで実証済みだと思います。


■アギト独自の強力な白色発光を再現!(その代わりにベルト中央の回転ギミックを無くしています。)



アギト独自の演出といえば、暗闇から強力な発光と待機音でゆっくりと現れる、というシーンだと思います。
ジオウのときもこの演出がされていて、「やっぱアギトはこれだよなー!」という気持ちになりました。
この発光を、強力な白色LEDを中心に据えて再現しています。
賀集さんご出演の商品PVの冒頭で、今回使用するLEDを発光させています。(カメラ越しと肉眼とでは見え方にちょっと差はあります。)

ただし、この発光を再現するために「ベルト中央の回転ギミックを無くす」という判断を下しました。
今回の商品で、この点は特に賛否が分かれると思うので詳しく説明します。

端的に言えば「2つのギミックは両立できなかった」ということになります。
最初はもちろん回転ギミック有り+強力発光を目指して設計を進めていました。
が、回転ギミックは発光面の中心にモーターと回転軸を配置する必要があるので、その周りに散らすように白色LEDを配置しなくてはなりません。
一度それで出来るだけ多くのLEDを配置してみたのですが、光らせるとやはりバラバラの点光源が広がっていて、わかりやすくいうと星空みたいな見え方になってしまい(もちろん星空よりは光っていますが間隔の面で)、使えるLEDで色々な配置を試したものの、劇中のイメージには全く及びませんでした。
そもそもモーターの配置を邪魔しないようなLEDだと「チップLED」を使うしかできず、玩具で使用できるものには輝度にも限界がありました。
仮にチップで超高輝度のものが使えたとしても、発光面という円の中央でなく周囲に点在させるしか無い以上、正面から見たときに中心が発光しているようには見えないという問題も付きまといます。
(光がややずれて見えて気持ち悪い。)

やはり「中央に1点のみの強いLED」という作りでないと、劇中の印象を再現することができない。そうするとモーターを置くことが出来ない。
これにはかなり悩みました。昭和の時代から「光る!回る!」が代名詞の「変身ベルト」のアイテムで、しかもDXにあったギミックを無くすというのはかなり勇気の要ることでしたが、改めてアギトを見返して、どちらがより印象に残っているか、という観点で見たところ、やはり圧倒的に「強力な白色発光」でした。
ということで今回の決断を下しています。(回転派の方にはすみません。)

逆に見返していて気づいたのですが、劇中の変身シーンでベルトがアップになって回転の描写がされているのって2回くらいしか無くて(4話とか。回数はうろ覚えです。)、その回転も実際のプロップは回転しておらず、CG合成で回っているように見せている作りでした。
クウガでは劇中で実際に回る小道具を使用しているようでしたが、アギトは回転するプロップは無かったようです。そこもこの判断の一因となりました。
またアギトの変身では変身待機音の時点で黄色になっていて、変身音のときに中央がさらに白く発光するような演出になっていましたので、この白色LEDがあればその再現にも使える!と気づきました。まさに一石二鳥!
PVでは変身待機音中は発光させていませんが、実際の商品では待機音中に黄色に発光させておき、変身音のときに白色発光もプラスしようと思っています。

今回中央に搭載するLEDは、光源の背後に大きな放熱具が取り付けられたモジュールで、モーターと同じくらいのサイズのものになります。
ちょうど入れ替わるかたちで配置できました。
それでも今回使用するLEDはあくまで玩具で使用できる部材のため、劇中の発光の強さには及びませんがそこはご理解ください。
あの発光は賀集さんのインタビュー記事にもありましたが、外部からケーブルを引くレベルの強力なライトを仕込んでいたとのことですので(撮影ではケーブルを見えないようにうまくまわしていたそうです)、意外と厚みの薄いこのベルトに仕込める限界の部材を採用しています。

オルタリングの設計は回転ギミック構造で12月にほぼ出来上がっていたのですが、上記検証を経て設計変更することになり、内部設計をやり直すことになって元々8月に発売する予定が9月に延期になってしまいました。
ので今までのCSMよりもお届けが先(8か月後)になります。早く欲しいと思っている皆様、すみません。
9月にすることでオルタリングがより良くなったと思って頂きご容赦を。
また度重なる設計変更にお付き合い頂いた設計担当のWさんにもこの場で改めて感謝します。
年末年始はこの件と戦極ドライバーの追い込みが重なってほんと地獄でしたね・・・。


■賀集利樹さんによる新規アフレコ音声を収録!
賀集さんにも大変お待たせ致しました本商品!アフレコにて多くの声を録らせて頂きました。
賀集さんにはPVご出演のほかインタビューもさせて頂きましたので下記をご覧ください。 



ベルトの向かって右の方に「台詞・サウンドボタン」という名のボタンを入れているのですが、今回は電源ONの際に「台詞モード」として起動したときのみ、このボタンが(主に)台詞ボタンとして機能するようにしています。

ボタン操作により変身前状態では日常の台詞が、変身後状態ではアギトの戦闘時の掛け声が鳴ります。
また変身待機音中には、待機音声に合わせて「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・変身!」の声が平行して鳴り、必殺技のときも賀集さんの掛け声が効果音に合わせて鳴ります。

オルタリングはデザイン上、こういった機能のボタンを追加で入れられる箇所が無さすぎたので、「台詞・サウンドボタン」というこの1つのボタンを、起動時のモード選択によって効果を差別化します。 



「通常モード」だと、このボタンは様々なバリエーションの変身遊びを再現するためのセレクトボタンの役割を中心に果たします。(ので、翔一の台詞は鳴りません。)
「台詞モード」だと、このボタンは台詞ボタンの役割を中心に果たし、細かな変身パターン(第●話ver.とか直接ストームとか)のバリエーション選択は出来なくなります。
待機音中にも賀集さんの声が入るので、オーソドックスな変身パターンのいくつかのみが声付きで楽しめる、というモードになります。(劇中でも重要なバリエーションは入れます。)

ここは今までのCSMの仕様とはかなり異なる部分です。


以上、本日分のギミック紹介でした。
ここからは補足で伝えたいことを少々。

今回のベルトの注意点ですが、オルタリングはデザインの特性上、腰回りの可動域がアークルよりも狭いです。
アークルと違いベルトの左右を大きく可動させることが出来ず、左右のサイドバックル部分だけが少し可動するようになっています。
可動域を図示すると下記になります。 



恰幅の良すぎる方は装着しづらいことを予めご了承ください。

また必殺キックのときの紋章投影プロジェクターの要望も多く確認していますが、投影になる以上、足元に照らすとき自分に当たって影ができてマークが途切れますし、そもそも紋章を綺麗に投影するには人の頭上にプロジェクターを置かなくちゃいけないので、それを簡単に固定する術も無い、ということで早々に断念しています。


最後に。先週の決済変更への反響は確認しています。
クレジットカードをお持ちでない方の「発表から1週間でお金を用意できないので買えない。」というコメントも多く確認していますが、これは誤解で、1週間で用意しなければ買えない商品ではありません。
受注期間中の1/28~3/23の2か月間は販売し続けているので、仮に今持ち合わせが無かったとしても、2か月後の締め切り近くまでに商品代をご準備してからの注文⇒お振込みできれば大丈夫です。
それでも、これまでの半年後の後払いより期間は短く、人気のある商品であれば1次発送分のタイミングで注文できないかもしれませんが、それは今回の変更で生じるやむ無き事として、ご不便お掛けしますがご理解をよろしくお願いします。

決済に関することは会社全体の話なのでいち開発担当の自分には何もしようがないのですが、とにかくアイテムとしては傑作を作ることを目指して、心血を注いで開発していますので、一人でも多くの方の元に届いてほしいと願っています。
ご予約をお待ちしております。

今回「CSMオルタリング」で使用できる決済はこちら。



本日のブログは以上です。 次回更新は2月2日(火)です。



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